Linx Blog Review Archive Info

REVIEW ARCHIVE
Bishop Perry Tillis


title
Too Close
label/namber/format
birdman/BMR093/CD

ここにきて、いきなりバードマンからブルーズマンの音源がリリースされるとは!!なんて侮れないレーベルなんだ!しかも、今まで日の目を見たことがないブルーズマン、ビショップペリーティリズのデビューリリース!まずはジャケをじっくり見て欲しい。このジャケ見たら、中の音源がどうなってるのか気になるでしょ?気にならなきゃ駄目ですよ。俺は涎がでた!

それでは、ビショップペリーティリズを紹介しよう。
本名は、ジョーペリーティリズ。1919年7月29日アラバマ州に生まれて、2004年11月3日に亡くなるまで、盲目になるもブルーズ・ゴスペルを歌い続けている。彼のスタイルは、チャーリーパットン、サンハウスなどと同じように、弾き語りのソロスタイル。しかし、アコースティックではなく、エレキなんですよ。エレキなんだけど、昨今のファットポッサム系のソレではなくとっても繊細。スライドギターで、指弾き。無条件にスライドギター大好きです。
ブラインドウィリージョンソンがアラバマ演奏旅行中、彼に会いに来てジュネーブで2つのショーをしたりとか、彼自身シカゴ演奏旅行中に大御所マディウォターズ&ジョンリーフッカーに会ったりとか。しかし、他の多くのブルーズマンがそうであるように、彼はブルーズからゴスペル・スピリチュアルへと向かいます。そして、70年代。サムソンの彼の教会での録音が、本CD「Too Close」、全11曲。3回ぐらい録音してるみたいなんで、他の音源も是非出して欲しい!コンプリート作ってよ!レコードで!
内容は全編、ブルーズ&スピリチュアルなナンバーです。特にラスト「Do You Know The Man」は、キラー!すべての作業を止めて聞き入ってしまうほど。他にも「Kennedy Moan」「God Don't Like It」など、ゴスペル・スピリチュアル独特のメロディに飲み込まれ光悦!

後、ジャケに「kennedy moan」とあるのに、CDテキスト表示は「Talker」って出るんですよ。後者が正解だと思うんですけどね。ご愛嬌!
気軽に何かしながら聞いても良いし、じっくり聞くのもあり。もっと「近く」にルーツミュージックを楽しんでみて欲しい。

そして、本CDのレコーディングをした「Bengt Olsson」に感謝。Olssonはスウェーデンの音楽愛好家で、ビショップペリーティリズを発見した人である。研究家でも、評論家でもないんですよ。愛好家です。その探究心、情熱、行動力もろもろに学ぶもんがあります。(WT)

Hey,Rovin' Cowboy and Cowgirl!

To Kill Time and To Enjoy Time.
ウエスタンタイムズではレビューを募集してます。何行でも大丈夫です。
メールで送って下さい。

E-MAIL zululu@mx1.tamatele.ne.jp


[Western Times] on Myspace
CLICK HERE!!
To Add Me As A Friend !
Copyright(C) 2007-2008 Western times All Right Reserved.