スウェーデンの重鎮、Martin savage（ex.LOCOMOTIONS、THE BLACKS、DIXIE BUZZARDS)率いる新バンドのファーストアルバム。他のメンバーはErik(ギター、ex.LOCOMOTIONS、SONS OF CYRUS）、Joen（ドラム、ex.Sesam、chris beach）、Henrikもギター、そんで2006年〜2007年までRikardが参加している。音的にはMartinがかつてやってたバンドの血統をひくキャッチーなパンク・ロック。リアル・キッズのファンというんでそちらも影響があるんだろう。Martinは色んなバンドをパッと組んで器用にまとめるの上手いねぇ。それも一つのロックとかパンクの正しい方法だろう。この1stはそのパッと組んだバンドの勢いそのままの全13曲。以外とディスコなんかも有で、そういうとこはマニアな奴だから色々試してみたいんだろう。(WT)

そして、イタリアの新興レーベル「Jeet Kune Records」から2009年発売のセカンド。バンドのイニシャルだけドカンと書いたシンプルなジャケ。このデザイン（なのか？）のバッジ貰いました。ファーストはパッと集まってスタジオ入ったら良い曲できたから、そんじゃあアルバムにすっかって感じだったのに対して、今回は丁寧というか「はい、作りました」ってのが伝わる巧作。とにかく、ポップさってのはこのバンドにとって重要。ファーストからの流れをきちんと整理しながらそれでも色々やりたくて脱線したり。が、ＰＯＰさでは特に「Don't feel love」なんかは名作。継接ぎしたような曲調で、コーラス、メロディーもさることながらドラム・ブレイクにディスコなギター絡むのなんてセンス良いなぁ。ちょいダサってのが解ってるね。次はもっと完成度高い作品かと期待させるけど、結局、同じだったりするはず。そういう所が安心感を生んだりすんだろね。(WT)