2008/3/19
John Schooley
and his One Man Band
Interview

By: Michiaki Okamoto


数あるワンマン・バンドの中でも好きなのが、このジョン・スクーリー・アンド・ヒズ・ワンマンバンドである。
スライド・ギターを多様したスタイルは、文句ナシにカッコイイ。そして、彼のルーツ・ミュージックのカバー。まさにワンマンバンドというスタイルは、彼のようにブルースをロックさせるのに適してると思う。

リベレイターズ、ハードフィーリングスとバンドを経験し、ワンマンになった彼にインタビューを申し入れました。
彼は、腕を負傷していたのにも関わらず、片手でPCに向かってくれた。
そんな中、最近どう?とミュージシャンに聞くのも酷な話である。

是非、無理を押して気持ちよく了解してくれた、ジョンのインタビューに触れて下さい。そして、まだ、音源を持っていない人は彼のアメイジングなレコードを買うべきだ。

photo by Brytni Hightower

All photo from John Schooley WEB

Western Times
10代の頃、どんな音楽を聴いていましたか?家族で音楽をしていた人はいましたか?

John Schooley
10代の頃は、クラシック・ロック、カントリー・ミュージックとメインストリームの音楽をたいてい聴いてたよ。その後は、ブルースとパンクにとても強い関心を持ったんだ。そして、よりオブスキュアなバンドを見つけ始めた。
俺は何処からも遠い所に住んでいて、違う場所に移り住むまでクールなものを見つけ出すチャンスがなかったんだ。家族は誰も音楽を演奏してなかったから、全て一人で学ばなきゃいけなかった。

Western Times
影響を受けた音楽は何ですか?また、ルーツ・ミュージックは好きですか?レコードはたくさん買うほうですか?

John Schooley
LP、45's、CD、それに今はMP3等、とても多くのレコードを持ってるよ。沢山の音楽を聴く時間があるんだ。
そう、多くのルーツ・ミュージックは好きだよ。でも、実際は、とても大きいプールからよりたくさんの音楽を聴いて探しているんだ。
プレイに影響を与えるのは、プリミティブなブルース、ロックンロール、カントリー、それにソウル・ミュージックだね。でも、必ずしも自分自身のプレイに直接影響しない音楽もたくさん聴いてる。

Western Times
カバー曲を選ぶ時の基準は何ですか?個人的には、ストレートなロッキン・ブルーズな「オネスト・アイ・ドウ」が大好きなんですが。

John Schooley
そうだね、誰もがプレイしているスタンダードな種類のブルースを選んだんだ。それがファースト・アルバムだったから、俺がバンドと同じように演奏できるのを、ちょっと示したかったんだよ。
ファースト・レコードを出した後、実際にプレイできるってのを皆に示せた気がするよ。だから、今は、誰も聴いたことがないような曲や、よりオブスキュアなカバーを探してるんだ。

    
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Western Times
どのようなことに影響されますか?また、作曲をする上で重点を置いていることはなんですか?

John Schooley
普段は、最初にリフを作って、歌とリフを曲が完成するまでかき混ぜるんだ。時々、特定の歌を書きたいと思うことがある。新しいアルバムの「The Crooked Path」は、ブルーグラスのマーダー・ソングスのように似せたかったんだ。オールド・タイム・カントリーのひとつのようにね。そんな感じで今まで曲を書いたことがなかったから、いつもと異なったことをしたかったんだ。

Western Times
ワンマンバンドは一人しかいないので、バンドと比べて自分の素が出やすいと思います。影響を受けたことに対して音が変わるとか。これだけは変わらないという信念みたいなものはありますか?

John Schooley
バンドにいたこともあったんだ。良い面もあるし、悪い面もある。ワンマンバンドにとって良い面は、妥協なんてのは無しに自分がやろうと思ったことはなんでもできることだ。
悪い面は、自分の機材を積み下ろししなきゃいけないことだね。


Western Times
今後、バンドを組みますか?

John Schooley
組まないよ!

Western Times
R.Lバーンサイドとの共演は、どのように決まりましたか?また、彼から何を学びましたか?

John Schooley
R.Lのギタープレーヤーが飲酒運転で捕まってツアーできなかったんだ。だから、俺はチャンスを手に入れたって訳だ。彼らは代役のギター・プレーヤーが必要になった。たまたま、レーベルで誰かに知らされたんだ。彼らはショーを見て、俺がR.Lの曲をプレイできるのを知っていたんだ。
そして、とても沢山のことを学んだよ。特にR.Lの音楽スタイルやギタースタイルをどうゆう風にプレイするかね。彼のソロプレイには影響を受けたよ。たいていがリズムだからね。それらのソロギターやリズムが好きなんだ。

Western Times
また、2ndアルバムの「down south」はgoing down southを意識していますか?

John Schooley
違うよ、セカンドに収録されてる「ダウン・サウス・ブルース」は、ドッグ・ボッグスの曲のカバーなんだ。彼は、カントリーのバンジョー奏者だ。R.Lバーンサイドとは無関係だよ。

Western Times
リベレイターズの2ndアルバムは、もう発売されないのですか?また、そのアルバムはどんな内容ですか?

John Schooley
それが出るかどうかはわからない。クリプトのティムは、沢山の経費を使ってセカンドのレコーディングをしたんだ。その直後にバンドが解散したからね。だから、出るか出ないかはわからないよ。

Western Times
リベレイターズからハードフィーリングスまで間が少し空いています。その期間というのは、どのような期間でしたか?

John Schooley
リベレイターズが解散した後、オースチンへ引っ越すのに必要な金を貯めるために6ヵ月間働いてたんだ。リベレイターズはミズーリのバンドで、解散した後は、それ以上先に進むべきものが何も無いからね。だから、くだらない仕事をして金を貯めたんだ。その後、オースチンに引っ越しして、新しいバンドを始める為にメンバーを集めた。そして、2、3ヵ月後にハード・フィーリングスがスタートしたんだ。

Western Times
次のレコーディングの予定はありますか?今後の活動予定など何でも教えて下さい

John Schooley
俺は、今年の最初に腕を骨折してしまった。一か月間、動かしていたんだけど、中断して物理療法を始めたんだ。少しづつ動かしてるよ。が、それは地獄のような痛みなんだ!だから、ギターをあんまり弾いていないんだよ。腕を早く治す必要があるね。多分、治るまでに2、3ヵ月かかるだろうけど。そしたら、俺はまた戻ってくるよ。

end


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