南イタリア人の血を引くタブ・ファルコはアーカンソーの奥地で生まれ,様々な職業を経て73年にメンフィスへ。写真家の※ウィリアム・Ｊ・エグルストンと共に働く傍ら、メンフィスの音楽を吸収。チャーリー・フェザーズ、スリーピー・ジョン・エステス、ジム・ディッキンスンなどなど。まぁ、影響受けるわなぁといった面々でございます。そして、79年に「タブ・ファルコ＆パンサーバーンズ」を結成。そして、80年に自身のレーベル「FRENZI」からデビューとなるわけです。
本作はオリジナルメンバーは、タブとロス・ジョンソンのみしか参加してないが、ジャック・オブリビアンなどが参加。がつんと乗っけから、俺の愛する「ジェシー・メイ・ヘンフィル」のカバー「ストリームライントレイン」で飛ばしてるヒルカントリー好きにはたまらない内容となってます。「ストリーム〜」のピッピー（？）ってかけ声までカバー。ロスのドラムもドカドカと良い味出していてトリップを誘う。この一曲でこれがどうゆうアルバムか分かるってもんです。他にもソニックスばりに「サイコゥ、サイコゥ」と唄う（叫んでない）アップテンポ＆よれよれな「ザ・ヤング・サイコティクス」なんかがハイライトか。全編ブルーズな感じの濃いぃメンフィスラブなアルバム。どんなとこなんだ！？メンフィス！
※William J. Eggleston　読み方は自信ないですが。メンフィスの写真家。写真集が輸入本扱ってるとこで購入できますが、高いです。が、メンフィス好きならきっと気に入る写真満載です。俺は立ち読み・・・(WT)