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DEMON'S CLAWS

title
Demon's Claws
label/namber/format
Deadly Canary/DCR004/CD

カナダはモントリオール。【DEMON'S CLAWS】の登場である。
元Les MeteorsやThe Cut Offs. Scat Rag Boostersのメンバーの【Jeff: guitar, vocals】【Ysael: bass】【Pat: guitar】【Skip: drums】の4人からなるベストガレージバンド。
PトラッシュからLP・そしてデッドカナリーからCDリリース。そしてこのデッドカナリーからのCDリリースはバンドがバスホールズと同じレーベルを望んだからとか。しかし、バスホールズファンとしてはこうゆうの嬉しいじゃあないですか。そしてこのアルバムは、1stで全12曲収録。実はインザレッドからの2ndからclawsにはいったんですが、どうしてもこのアルバムに収録されている「blood on my fangs」が聴きたくて。しかし、外からは曲目が見れないという不親切さ。でも、むきみのままなのでジャケ開いたら見えたりして。そんで、この曲は、ゴナーフェスに収録されてた曲です(ゴナーフェス映像見れるのでおすすめです。)その「blood〜」からキックオフ。一気に聞けます。咽喉開きっぱなしの、あぁ、ジェフのボーカルが狂気だ!スクリームも声の震えかたも正気の沙汰じゃあない!上手いとかじゃあないんですよねぇ、こうゆうのは。まるでR&Bシンガーのようなワイルド&セクシーさ!!特に裏声にしびれてくれ!!って気づいたらただのファンになってました。そして、全曲を通して覗くレトロ感?レイドバック感?からは60'Sの匂いが漂う!嗜好してる音楽はロック、パンク、ブルーズ、ガレージだというが、写真でバンジョー持ってるし、カントリーライクな曲も有りで懐のでかさがうかがえる。オリジナル一本でぐいぐいやってるが、カヴァーなんかやらしたらカッコいんだろうなぁと思ってみたり。このバンドのブルーズ聞いてみたい。巷じゃあ、ブラックリップスと比較されてたりしますが、こちらはもっとささくれてます。それんしても良いバンドが出てきてくれたなぁ!と思える奴らです。(WT)


title
Satans Little Pet Pig
label/namber/format
In The Red Record/ITR139/CD.LP

ついに2ndがインザレッドからリリース!
前作よりも、完成度は高く、しかし、変わらずのRAWサウンドで進行。カントリーっぽい曲を2曲入れたりと前作よりもバラエティに。懐は深いぞ!ジャケもジェフがペイントしてたりとハンドメイド。そしてミックスをラリーハーディが担当。力の入れ具合が違います。えぇ、聴く方の。
1stのほうが勢いがゴリゴリでパンク色強めですが(パンクっていってもITR好みのブルース臭ただようドロ臭い例の)、今作の方が入門用には良い。特にノリノリじゃあ無いが、カントリーウェスタンな【Hunting On The 49th】の完成度の高さ。ガンファイトギリギリのスリルを味わえます。この曲は際立ってます。なんなんだ、このヴォーカルは・・・なんか、サウンドはUKの【Country Teasers】初期に近い感じですね。この辺り、大好物でございます。もっとプレイして欲しいです。さらにPerpatrator Records リリース、1st7inchの【Tom Cat】も収録されてます。何故2ndに?って感じですが、気になるのは7inchと同じテイクとミックスなんだろうかと。Clawsの7inch所有していないので未確認です。
このバンドのウェスタン臭に目をつけた本作品シングルカット【That Old Outlaw / Hunting on the 49th】がprofetrecordからリリースされてます。センス良いね!テイク違いらしいのでどうなってるやら。限定500枚というわけで。まだ、手にしておりません。(WT)


title
The Defrosting Of...
label/namber/format
In The Red Record/ITR199/CD.LP

去年、ジェフからニューヨーク録音の新曲のデモを貰って聴いていたがやっとレコードとなって登場。ファーストからのノリを受け継いだのがA面で、B面はセカンドの数曲〜ロブズハウスの7インチあたりから輝き始めていたジェフのソングライティングのセンスと今後のデーモンズクロウズを予想させる構成。最近の流行りを一蹴するかのようなドロ臭い仕上がり。
「at the disco」のドラムとかヴォリューム・バランス凄すぎ。これが正しいのだと言わんばかりのショボイエフェクト、懐かしいようなダサいようなフレーズとか聴かせ方としてのセンスが最高&エグイ。そして、ルームメイトのマーク・サルタンがミキシングした「anny lou」のコーラスではもはやマークサルタン色。ロブズハウスからのシングルのリメイク3曲は、なんでリメイクしてアルバムに収録したのか解らないが、曲自体の完成度が高いので良い結果になっている。そして、それらの3曲はジェフが探究しているウェスタンソングだ。絶対、自分自身も気に入っているはずだ。
間違いなく2010年ベストリリースに入るであろう傑作。ダウンロードカード付きも嬉しい。(WT)

Hey,Rovin' Cowboy and Cowgirl!

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