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THE DAD HORSE EXPERIENCE XL


title
In My Time Of Dying
label/namber/format
Off Label/-/7inch+Download-Code

自らのスタイルをケラー・ゴスペルと呼ぶ、ドイツを拠点に活動する「The Dad Horse Experience」の4枚目のシングル。ケラーとはドイツ語で「地下室」などの意味。過去の3枚と同様「Off Label Records」からのリリースだ。エレクトリック・バンジョーを引きながら、カズーを吹き、ベースペダルを足で踏むワンマンバンドスタイル。このシングルはイタリア・ツアー中の録音であり 、ゲストにアント・マカロニがギターとドラムで参加。サウンドは「Abner Jay」に近い感じで、フォーク、ポップ、カントリーなどを合わせたオールドスタイル。
 彼の歌詞は神や罪などといったゴスペル、スピリチュアルな話題を扱っており、非常に抒情的で暗めだ。欧州のルーツミュージックに対する解釈は、アメリカンルーツのルーツであるかつての移民が欧州からもってきた自らの音楽の遺伝子と間接的に響きあう。アメリカのそれとまた違って、よりマニアックで、場合によっては極端な解釈になったりと好き嫌いが分かれるとこだろうけども 。DHEはポップさもあり、曲がしっかりしていて素晴らしい。でも、今回のシングルは2曲ともカヴァー。
A面では、トラッド・ゴスペルの「In My Time Of Dying」をカヴァーしている。バンジョーが鳴っているあたり、よりカントリーに、よりフォーキーに聞かせている。やけにブルース的なアピール している某バンドよりも、DHEのほうがはるかに良い。
B面に収録の「Folsom Prison Blues」はご存じジョニー・キャッシュの55年作品のカバー。若干テンポダウンで骨々しいボーカルで歌い上げる中々の好演。ジャグバンド的なアプローチはガレージ ファンにも薦めたい。(WT)

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